スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

セルロースファイバー断熱見本のおかげです

IMG_3270_R2.jpg

飯田のエコハウスを見学したときに、壁の断面・断熱模型がありました。ガイドしていただいた方に伺うと、エコハウスの壁にはグラスウールが使われていますが、工期などの諸条件があえば、飯田市でつくられている断熱材「エコファイバー」を地産地消の意味で使いたかったので、その意味で断面・断熱模型はセルロースファイバーが使われています。ということでした。

断熱材で地産地消という考え方があることに興味がわきました。秋田杉でつくった断熱材というのは知っていましたが、新聞紙をリサイクルする工場が地元にあるとその断熱材を使うと地域産業の中で素材が意味づけられること。ウッドマイレージという言葉があれば、断熱マイレージという言葉があってもいいかもしれません。

やっぱりいろいろと見学するべきで、ここで何気なく見て興味を持った断熱サンプルのおかげで、次なるプロジェクトにこのアイデアが活かされました。
スポンサーサイト

土間蓄熱のエコハウス飯田市

先月、長野県の高森町へ行く機会があり、飯田市にあるエコハウスを見学させていただきました。もう4年前になりますが、飯田市エコハウス建設のために開催された住まいの熱環境勉強会で伺ったこともあり、竣工後しばらく時間がたっているので、その後の性能や効果のことも伺いたいと期待が高まります。

IMG_3345_R2.jpg

エコハウスの中では珍しくまち中に建っています。建物が分節され住宅スケール感をつくり、木製の雨戸などがまちなみをつくっています。手前の建屋にはOMソーラーを使った環境づくりがされています。

IMG_3208_R2.jpg

一方、こちらの棟の方には、土間蓄熱を使ったシステムが設置されています。脇の小さな小屋が気になります、倉庫かなと?けどその前には、休憩スペースなどもつくりまちとのコミュニケーションデザインがされています。

IMG_3250_R2.jpg

土間蓄熱棟の中へ入ると、自然素材を活用したインテリアと共にペレットストーブが設置されていました。残念なのは点火されていないので、暖房効果が体験できない点でした。

IMG_3265_R2.jpg
吹抜け階段で2階へ。通りに面した大開口と障子。柔らかい光が室内に入り込み照明いらずのデザインです。夏は緑のカーテンができるスペースも用意されています。

IMG_3266_R2.jpg

二階へ上がると天井高を抑えた空間があります。展示スペースです。

IMG_3262_R2.jpg

天井を見上げると赤い管。これは、冬の暖房の暖気が上昇したものを1階の床下へ送るための吸気口です。

IMG_3343_R2.jpg

1階へ降りてみると、家具に仕込まれたファンが床下へ送り込む仕掛けです。床下にダクトスペースがありますよということを伝えるガラス張りの床があります。このファンは夏は天井からではなく屋外から空気を吸う仕掛けになっています。夜間の涼しい空気を室内の床へ送り込みます。

IMG_3273_R2.jpg

この床のたたきの下には配管が数本通っていて、冬は暖かい空気、夏は夜の涼しい空気を通すことで、蓄熱された床が暖房機能になったり冷房機能します。このシステムを住宅にと入りいれて使いこなされている方のお話を聞いて見たいです。案内していただいた方に伺うと、夏は日中でも本当に涼しく視察に来られた方が皆うらやましがるそうです。放射のひんやり感は快適です。

ペレットストーブの脇の扉から隣の室内の方へ移動すると、

IMG_3335_R2.jpg

先ほど屋外から見た小屋部分の室内です。なるほどです。なぜ扉の格子がメッシュになっていたかの理由が分かりました。先ほどの床下の配管の空気はここで屋外へ排気される仕組みになっていたのです。

ぜひ、今度は夏の土間冷却体験してみたいです。飯田市のエコハウスは細やかな仕掛け、デザインがたくさんされていて、見ごたえたっぷりです。また、様々な仕掛けやデザインの意味を理解できるかどうかも問われている気がしました。同時に住まい手への住環境教育、住みこなし術も伝える必要性も感じます。勉強になりました。

薄いけど分厚い内容「暑さとくらし・寒さと暮らし」本!

IMG_7465[1]

やっと2冊そろい届きました。「暑さと暮らし」「寒さと暮らし」。宿谷昌則監修。鈴木信恵著。

表紙をめくると、「暑い(寒い)ときの、自然をいかしたくらしの工夫を、たくさんのイラストを使って分かりやすく伝えます。なぜ暑く感じるのかを、体の仕組みや、衣服や住いの仕組みから解説。日本や世界の昔ながらの知恵がつまった衣服や住いの具体例を紹介します。」と書かれていますが、まさにこの本の内容が凝縮された見出しです。

IMG_7468[1]
豊富なイラストと共に熱画像まで入った「絵本です」。
絵本的な大きさと薄さなんですが、内容はすごく濃いです。環境を考える設計者や住い手、学生さんにも読んでほしい1冊です。しかも、巻末には環境教育手法までしっかりとはいっています。よくぞこれほど横断的に全ての要素を分かりやすくまとめたなあと驚きの2冊。これから暑くなる季節、節電と叫ぶ前に、まず読んで、感じて、実行へ!オススメ本です。

この本の著者「鈴木信恵」さんとは、建築学会の「設計のための建築環境学 みつける・つくるバイオクライマティックデザイン」を出版するときに一緒に活動していました。両方一緒にセットで読みこむと理解が深まり世界が広がります。鈴木さんの活動がどんどん発展していることが伺える2冊です。

鈴木さんとは、私が学生時代にまちづくりを研究している時、世田谷区でのワークショップで同じグループだったときからのお付き合いです。その頃からスケッチを活かした表現が上手で、世界各国いろいろなところへ旅している方でした。しばらくして、環境建築、環境工学の分野への仕事を学びすすめているうちに、また久しぶりに出会いました。またまた同じような方向性での出会いです。御縁だなあと常々感じ、刺激を受けています。そんな経緯を含めてこの本を読んでみても、イラストを豊富に、世界各国の住まいや暮らし、環境工学的な側面、環境教育の要素とまさに、鈴木さんならではの表現とデザインがまとまっていると感じます。すごい!

また刺激受けました。あらためてじっくり読んで自然を活かす取り組みへつなげていきます。

【ほるぷ出版から出版されています】

熱シンポ オプショナル・ツアー

熱シンポの後は、オプショナルツアーでした。

1110312

札幌市円山動物園 は虫類・両生類館(札幌市中央区)

コーディネート頂いた、斎藤先生が関わられた丸山動物園を見学。飼育する場所をセンターラボとし中が見えるようになっています。そのおかげで、産卵中のは虫類なども見られます。

1110313

生物のための環境づくり。植物と共に、生物が観賞できるように、対流ではなく放射環境がつくられているということが特徴です。放射環境の方が生物が生きやすい。だから、バックヤードから見ると放射パネルがありました。岩の中にも隠されています。

熱のことを知りながらバックヤードツアーもして頂くと動物園が何倍も楽しめます。は虫類。・両生類のための餌の飼育場も見せて頂きましたが、これもまたすごかった。もっとじっくり見たい!動物園です。

1110314

上遠野徹 札幌の家・自邸(札幌市南区)
何度も写真で見たことがある建築です。行ってみてあー、アールト。ということも感じられることが随所に。時間と共にある質感とレンガの質感がいいかんじでした。

1110315

株式会社アミノアップ化学本社工場(札幌市清田区)
開口部周りのシステムもおもしろかったのですが、エントランスの開口部により照明をほとんど使わないということが、近年の北海道建築技術の方向性を示しているように感じました。熱と光と。

全ての物件で、熱環境のことが様々な用途、規模、デザインで見学できたことが貴重な体験でした。環境のつくりかた。また、今回のシンポジウムでもテーマとなったつかい方。建築と環境をデザインするためには考え・実践することがたくさんあります。

熱シンポ&北海道建築見学会

1110311

第41回熱シンポジウム終了しました。コーディネートしていただいた市立大の斎藤先生ありがとうございます。
一人15分の発表でしたが、もりだくさんの2日間。なんとか、自分の発表も終えホッとしました。
建築の熱環境、使い方、測定、これからの方向性。学びの密度が高い二日間でした。

参加者も、70代の大先生から学生まで幅広い年齢層と分野の方で会場が満たされていました。

学びが多すぎて、まだ整理しきれていませんが、、
・北方建築の歴史と実績。
・断熱から採光へ、技術の方向性が変化している。
・建物の使い方と測り方はまだまだ開拓すること、方法がある。
・環境の自由度が、環境調整の仕組み。
・快適性はどこまで求めるのか、実はどこまでもという点がある。
・震災以降、どうエネルギーを使い分けながら、環境をつくれるか。

まだまだあるのですが、建物を使う人とつくる人、運用中をコーディネートできる職能がより必要な時代になるのではないかと感じました。つくるとつかうの効果を考え総合的に調整できる能力かもしれません。

やること、学ぶこと沢山ありすぎ。
もう一度、大会資料読み込んで勉強します!

参加した皆さんも言っていましたが、本当に楽しい会でした。
プロフィール

環デザイン舎

Author:環デザイン舎
自然を活すデザインを日々探求。土地・地域の可能性を見つけシンプルに魅力をデザインし活用しやすくすることが、快適な住いや暮らし、食事、商売へつながり、グルグルと循環するような気がしています。
分かりやすさと対話を大切に建築・企画・デザインしています。
○コチラ [HP] もどうぞ!○

Twitter
カテゴリ
床 (5)
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ユーザータグ

いわきでリフォームデザイン&ハーフDIY築30年代中古 郡山あおむしくらぶ 環境省エコハウスモデル事業 V字峡クラインガルテン ineいわき農商工連携の会 田人みつ花の里 会津若松くいしん坊 

月別アーカイブ
ineいわき農商工連携の会twitter
リンク
検索フォーム
このページのトップへ
  1. 無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。